アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

おばあちゃんも昔は女だった?!

はてなブログ今週のお題は「おじいちゃん・おばあちゃん」なので、おばあちゃんについて書こうと思う。いえ、私のことではありません。昔、一緒に暮らした父方の祖母についてである。私が物心ついた頃には、祖母はもうスッカリおばあちゃんになっていて、叔父が結婚して独立するまで同居していた。

    おばあちゃんのイラスト「おばあちゃんと孫」     

芭珈紗:当時の祖母は、日本昔ばなしに登場するようなおばあちゃんだったけど・・・。
ビン坊:「昔は女だった」って、どういうこと?
芭珈紗:不倫の結果、私の父を身ごもったらしい。でも、父が祖母の胎内にいる時に相手の人が亡くなって、父は祖母の旧姓を名乗ってる。その後、祖母は結婚して叔父を生んだけど、ご主人が早世した。で、父が働いて叔父を大学まで出したの。

   和装の喪服を着た人のイラスト(女性)   
ビン坊:なんか、複雑。
芭珈紗:父には、腹違いの兄と、種違いの弟がいて、苦労したらしい。
ビン坊:ヘ~ェ
芭珈紗:私も詳しい話は聞いていないし、それこそ、日本昔ばなしの世界よ。
ビン坊:アンタのおばあちゃん、今風に言えば「ヤルじゃん」ってとこかしら?
芭珈紗:さあ、どうかしら。無口で地味なおばあちゃんだった。男の子を生んだことを誇りにしてたらしく、私が生まれた時、残念そうに「女の子やった」って言ったそうよ。母から何度も聞かされた。
ビン坊:それで、女に生まれたことを悔やんでるの?
芭珈紗:そんな時期もあったけど、現代は女性のほうが自由に生きられる。今じゃ、女に生まれてラッキーと思ってる。
ビン坊:そうよね。アンタ自身が、もうおばあちゃん。昔のことにこだわってる場合じゃないわ。

 

祖母は、若い頃、優秀だったと聞いたことがある。今の時代に生まれていたら、結婚に縛られずバリバリ働いていたかもしれない。

 

 

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