アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

「いい人からの卒業」嘘も方便

今週のお題「〇〇からの卒業」

私は世渡りが下手で、人に利用されるタイプ。
しかし、加齢と共に体力が低下し、いつまでも「いい人」ではいられない。

 

芭珈紗:退職後、先輩に頼まれて非常勤で9年間働いた。
ビン坊:その話し、前にも聞いたわ。
芭珈紗:働き始めた翌年、今度は先輩の職場にも来て欲しいと言われた。
どちらも自分の裁量でする仕事だから楽しく出来た。
ビン坊:フ~ン
芭珈紗:ところが、現役時代の経験が買われて、数人でする仕事にも加わることになった。
ビン坊:それで?
芭珈紗:1年目は人材がいて、問題なかったんだけど・・・。
ビン坊:2年目以降はどうだったの?
芭珈紗:経験者の転勤や退職で未経験のメンバーが加わり、私の負担が年々、増えていった。
ビン坊:アンタ、それ、いつものパターン。ホントに人がいいのか、馬鹿なのか。
芭珈紗:新しい経験だから、体力に余裕があれば、サービスしてもいいんだけど、限界を感じてね。
ビン坊:で、どうしたの?
芭珈紗:先輩に現状を話して「辞めたら先輩の顔を潰すことになりますか?」って相談した。
ビン坊:先輩の返事は?
芭珈紗:やはり自分の職場だから、内部の事情に詳しくて「私が一次退職する時に声を掛けたら良かったね」って理解を示してくれた。
ビン坊:フ~ン。それで、どうしたの?
芭珈紗:「家庭の事情で田舎に帰る」って辞めさせてもらった。
ビン坊:職場の人、薄々、嘘に気付いてたんじゃないかしら。
芭珈紗:でも「付き合い切れないから辞める」って言われるよりマシ。
「嘘も方便」って言うじゃない。
ビン坊:アンタもついに古ダヌキになったか!

 

道路脇にある花壇の花が満開。

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花泥棒を見張っているようなタヌキさん

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ひょうきんな顔をしてアナタも人を騙すんですか?

 

 

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