アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

美しい女性も70歳になると・・・

ご近所にちょっと綺麗な奥さんがいる。よく花壇の手入れをしている品のよい人だ。私が退職したとき、「私の家で化粧の講習(?)をしているけど来ない?楽しいわよ」と誘われた。「顔に何か塗るのは好きでないから」と断ると彼女は「女を捨てちゃダメよ」とのたまった。

   ガーデニングのイラスト「水やりをする女性」

芭珈紗:最近、その奥さんの老化が気になる。
ビン坊:どんな風に?
芭珈紗:花壇で見掛けるときはスッピンで、だんだん綺麗でなくなって来てる。
ビン坊:コロナ自粛で、外出しないからかしら?
芭珈紗:オーラがなくなったみたい。たしか70歳になったはず。
ビン坊:アンタはいいわね。70歳の前後で落差がないと思うよ。

   老化を感じる人のイラスト(女性)

そう言えば、学生時代の先輩で女優のように美しい人がいた。高収入の彼女は、いつも高価な洋服を身に着け、華やかで近寄りがたかった。彼女が70歳になる頃、久し振りに再会すると、服装も地味になり猫背ぎみの気さくなオバサンになっていた。「お婆さんは元からお婆さんだったわけではない」という言葉が実感を伴って思い出される。