アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

捨ててスッキリ、仏壇・書籍

今の家に転居する際60万円で購入した仏壇を3年前に処分した。自分で解体して捨てたという人もいるが、女の細腕ではそうも行かず業者に処分を依頼した。

f:id:norika8500:20201025134540j:plain

芭珈紗:畳の日焼けしてない所に仏壇があった。仏壇を捨てて少しは和室が広くなった。
ビン坊:ヘ~ェ
芭珈紗:業者さんが「いい仏壇ですね。写真撮っていいですか?」って、何枚も写真を撮ってた。
ビン坊:誰かに売るつもりだったんじゃない?
芭珈紗:そうかも。私は、コッソリ捨てたかったから、売るなんて考えなかった。
ビン坊:フ~ン
芭珈紗:関連書籍も可燃ゴミとして何回にも分けて捨てた。
ビン坊:全部読んだ?
芭珈紗:いつか読むと思って買ったけど、結局、いつかは来なかった。
ビン坊:あら、もったいない。
芭珈紗:本が重くて床が抜けたって話しも聞くから、床が抜けずにラッキーと思ってる。
ビン坊:フ~ン
芭珈紗:古本屋も引き取ってくれないらしい。1冊5,000円の大辞典などが何冊もあって重かった。これ以上歳とったら、ゴミ出しも出来なくなる。
ビン坊:最後の力を振り絞ったのね。
芭珈紗:仏壇売るのも、書籍売るのも、ビジネスなのよね。私、販売促進に随分貢献したわ。
ビン坊:でも、その歳でよく方向転換出来たわね。
芭珈紗:うん、損切りの決断が出来て自分に誇りを取り戻したわ。
ビン坊:アンタ、「誇り」って言っても、もう70歳。もっと若いうちに何とか出来なかったの!   

f:id:norika8500:20201025142423p:plain

まあ、長期にわたる体験学習だったと言うことで納得しておこう。