アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

それ必要?④ 化粧品

加齢と共に何かを削ぎ落として素朴になっていく。「女を捨てたらダメ」と言う人もいるが生きてるだけで儲けもの。今から女を拾うことにどんな意義があるのだろう。

 

芭珈紗:私、安あがりな女だわ。
ビン坊:フ~ン、どこが?
芭珈紗:頭皮が敏感で、白髪染めやシャンプーでかぶれるの。いろいろ試したけど、結局、洗髪には石鹸しか使えない。
ビン坊:肌が弱いから、いつもスッピンなの?
芭珈紗:それは違う。ツラの皮は大丈夫、厚いみたいよ。でも顔に何か塗ると閉塞感があってね。
ビン坊:ハ~ァ、閉塞感ねぇ。
芭珈紗:3年前から基礎化粧品の通販も止めたのよ。
ビン坊:アラ、どうして?
芭珈紗:年間5万円も掛かることに気がついてね。あと10年続けるとしたら総額50万円だ・・って。今は自分でアロエ化粧水を作って使ってるの。老人性乾皮症にも効くみたい。
ビン坊:ヘ~ェ、自然派なのね。
芭珈紗:自然が一番。シミ・シワ・シラガの3Sは女の勲章よ。
ビン坊:そのうち、シビン・下の世話・死に装束も加わって6Sになるかも。

  アロエのイラスト       
アロエ化粧水の作り方はネットで調べた。しかし、最初に現物を見せてくれたのも、アロエの苗をくれたのも大阪のオバチャン達だ。基本的に彼女達は親切で面倒見がいい。このことを彼女達の名誉のために書き加えて置こう。