アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

新しい職場へは新しい車で

お題「#新生活が捗る逸品」

1、2年は誤差の範囲内と無視すれば、私はほぼ10年ごとに転勤したことになる。
新しい職場へは新車で初出勤するのが常であった。そうすれば、自ずと士気も高まる。
20歳代  O市 自転車
30歳代  H市 トヨタスターレット
40歳代  N市 ホンダ・シビック
50歳代  D市 ニッサン・マーチ
60歳代(非常勤) バス、電車

3台目のマーチはこんな感じ

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芭珈紗:初出勤の時はいつも新車で颯爽と出掛けた。やる気満々のキャリアウーマンってとこかしら。
ビン坊:ところが、その車はやがてボコボコに。次に転勤する職場へは、とても乗っては行けない無残な姿。で「新しい職場へは新しい車で」ってなるわけね。
芭珈紗:最初のスターレットは職場の門にぶつけてドアが凹んだ。あまりに運転が下手くそだから「走る棺桶」とか言われた。
ビン坊:フ~ン
芭珈紗:転勤が決まった頃、職場の若い男性が乗ってるカッコいいシビックが目に留まった。
ビン坊:それでシビックを買ったのね。
芭珈紗:4月から乗り始めて、5月に腰痛が始まって大変だった。
過酷な職場だったからストレスかと思ったけど・・・。
ビン坊:原因は何だったの?
芭珈紗:腰が後方に沈むようなシートが身体に合わなかったみたい。
ビン坊シビックって、脚の長い男の子が乗ったらカッコいいけど、短足で小柄なオバサンが乗る車じゃないよね。
芭珈紗シビック買うなんて、若気の至りだったわ。
ビン坊:40歳は若くないから。で、どうしたの?
芭珈紗:座布団でシートの傾斜を無くしたら、腰が楽になった。
ビン坊:脚の短さを補正したわけね。
芭珈紗:バックしたら桜の木に衝突して、バンパーが凹んだこともあった。
転勤間近の夜、工事中の細い道を通ったら、地面からの突出物に衝突して車軸が折れた。
ビン坊:それで、マーチに乗り替えたのね。
芭珈紗:そのマーチも、対向車を避けた時、壁にぶつかってドアが凹んだ。
退職後に働いた時は、職場が遠かったから車通勤は止めた。
ビン坊:それは、賢明な判断よ。アンタ、今まで人身事故を起こさなかっただけでもラッキーと思わなきゃ。


   車を擦った人のイラスト


以上、「新生活が捗る逸品」ならぬ「新生活には憚られる一品:オンボロ車」でした。