アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

大阪のオッチャン② 根が優しい

地元の市民会館で、外国人男性から英語を習っていたことがある。その時、教材として次のようなジョークを教えてもらった。

 

「3人の男が森を散策中、激流荒れ狂う大きな川に行き当たった。最初の男は『川を渡る強さを与えて下さい!』と神に祈った。彼は、立派な腕と力強い足を与えられ、泳いで向こう岸へ渡った。次の男は『川を渡る強さと道具を与えて下さい!』と神に祈った。彼は、船と力強い腕と足を与えられ船を漕いで向こう岸へ渡った。
3番目の男は・・・」

 

芭珈紗:3番目の男はどう祈ったと思う?
ビン坊:ウ~ン
芭珈紗:「神様!川を渡る強さと道具と知能を与えて下さい!」と祈ったのよ。
ビン坊:そしたら?
芭珈紗:神様は彼を女性に変え、地図を与えたの。そして、彼女は地図をチェックし、上流に向かって歩き、橋を渡って歩いて向こう岸へ渡ったの。
ビン坊:なるほど。男は力任せ、女は頭脳で勝負!ってとこね。
芭珈紗:私、このジョークが気に入って・・・。
ビン坊:どうしたの?
芭珈紗:職場で年上の同僚男性に話したのよ。
ビン坊:その人、どんな反応だった?
芭珈紗:大声で笑ってくれた。そして言ったの。「なぜ、女性に変わったんだろう」って。
ビン坊:エ~ッ!全然、分かってないジャン。
芭珈紗:その人、どこが面白くて笑ったのかなぁ。
ビン坊:取りあえず笑ってくれる優しい人なのよ。

   あぐらをかくおじさんのイラスト

私は、ジョークの意味を解説するわけにもいかず無言で撤退した。しかし、今思えば、川など好きな方法で渡ればいいではないか。さらに言えば、渡らないという選択も有り得る。人は自由なのだ。