アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

風邪には鼻うがい

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

40歳台前半、スキューバダイビングに凝っていた。ある年の12月28日から翌年1月3日までミクロネシアのポナペ(ポンペイ)で潜った。

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吉野雄輔氏「地球2/3海」より


芭珈紗:現地の日本人スタッフに「風邪を引いているので、耳抜きが出来なかったら、ボートに残ります」って伝えた。
ビン坊:スタッフは何と言ったの?
芭珈紗:「海中で咳も出来ます、ゲロも吐けます」って。
ビン坊:フ~ン。
芭珈紗:初日にエントリーをためらっていたら、現地人スタッフに急かされて潜ってみた。
ビン坊:潜ってどうだった?
芭珈紗:海から上がる度に黄色い鼻水がドッと出た。「大丈夫ですか」って心配してくれるダイバーもいたけど、私は気分爽快だった。
ビン坊:フ~ン。
芭珈紗:持参した風邪薬は年末になくなったけど、最終日の1月3日には風邪が治ってた。海水のお陰だと思う。
ビン坊:フ~ン。
芭珈紗:それ以来、「風邪かな」と思ったら、塩水で鼻うがいをするようになった。
ビン坊:鼻うがい?
芭珈紗:片方ずつ鼻の穴から塩水を吸い込んで、口から吐き出すの。効果てきめん。
ビン坊:アンタ、風邪引いてるのに海に潜って、人体実験したみたいネ。
芭珈紗:当時を回想すると頭の中で「神田川」の♪若かったあの頃、何も怖くなかった♪ってメロディーが流れる。あんな無謀なことはもう出来ない。大人になったなと感じるわ。
ビン坊:アンタ、図々しい。当時から、十分大人だったと思うわよ。

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ログブックを見て思い出した。1月2日にウェイトを着けずにエントリーしてしまい、海底の石を拾ってウェイト代わりにした。それを見ていた同行のダイバーが海中で自分のウェイトを外して貸してくれた。無謀なことが出来なくなった今、大人になったなと感じる。

 

 

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