私の主な収入は年金だが、特定口座(源泉徴収あり)にほんの少しだけ株を持っており、僅かな配当収入がある。
配当金に掛かる所得税は源泉徴収されているので確定申告はしなくてもよいのだが、私のような低所得者の場合は確定申告をすると配当金に掛かった所得税が還付される。
芭珈紗:昨年、一昨年と確定申告をして要領が分かったので、今年は楽に申告書が完成した。
ビン坊:今年は申告書にA・Bの区別がなくなって、新しい申告書に一本化されたのよね。
芭珈紗:でも今までの応用で何とか書けた。間違ってないか国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で各種データーを入力して確かめてみた。その結果がこれ。
ビン坊:配当金に掛かった所得税は3,779円なのに税金が8,874円還付されるってどういうこと?
芭珈紗:私もそれが疑問なの。去年も所得税は2,078円だったのに6,313円も還付された。
ビン坊:フ~ン。
芭珈紗:市民センターに税務署員の方が出張してくれて申告書提出コーナーが設けられるの。そこに書類を出す予定だけど係の方に訊く気はないわ。
ビン坊:どうして?
芭珈紗:私くらいの年齢になると、純粋に疑問を解消したくて尋ねても、文句を言ってると誤解されかねない。訊いても明確な回答が返ってくるとは限らないし、難解な回答が返ってきたらそれを理解できるとも限らない。
ビン坊:損をしてるワケじゃないし、時間と体力を浪費することもないよね。
この歳になって「疑問は疑問のままでイイや。生活に支障はないし」とスルーできるようになった。
向上心を持ち疑問を突き詰めていった結果、思わぬドツボにハマることもある。