今週のお題「忘れたいこと」
若い頃は、些細な失敗がよくフラッシュバックし、その度に心でギャッと叫んだものだ。
嫌なことが、中々忘れられず、そんな性格が嫌だった。
しかし、来年は71歳。
最近では、昔の同僚の苗字が思い出せずに、愕然とすることがある。
だが、悪いことだけではない。辛かった出来事が、どうでも良くなってきているのだ。
これは、成長なのか、老化なのか、気になるところではある。
まあ、気楽な今の生活が気に入っているからだとしておこう。
そんな気分を替え歌にしました。題して「酒と泪は私に無用」
元歌「酒と泪と男と女」
替え歌「酒と泪は私に無用」
忘れてしまいたい事や
どうしようもない不条理に
若い日は時に心で
ギャッと叫びました
そして いつか カルトに はまり
変だ 変だよねと気付くまで はまり
ついに離脱に 静かに漕ぎつけました
忘れてしまいたい事や
どうしようもない不条理に
包まれることは今後は
決してもうないでしょう
これは ボケか 成長なのか
うらみ つらみなども何故かしら 薄れ
やがてそれさえ 肥やしに変わるのでしょう
近頃は 隣の人が偉く思えてきた
近頃は 自分のバカさが見えてきた
過去は過去さ やり直すなんて出来ないよ
だけども過去は必ず明日(ｱｽ)へと続くのさ
私行くわ 結末見届けたいもの
続く 続く どこまでも 続く
続く 疲れ果てて眠るまで 続く
やがて過去さえ 肥やしに変わるのでしょう
桜の冬芽
花芽は、形成後に休眠し、秋から冬にかけて一定の低温にさらされることで覚醒する。
人間にもそんな側面があるかも。
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