アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

『介護施設は「人」で選べ』

たくき よしみつ『介護施設は「人」で選べ』(講談社)

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はじめに
本書は、よくある介護ガイドブック、ハウツー本の類とは違います。認知症の要介護親を持った子の立場で、介護施設探しから看取りまでに経験する難問の数々をいかに解いていくかを「本音で」書いたものです。(中略)
膨大な量の資料を調べ、介護現場や医療現場で働く人たちからも多くの生の教えを得てきましたが、改めて痛感するのは、一般に目に触れる「介護案内」の内容があまり役に立たないということです。(中略)
特に、特養だからこうだ、民間の老人ホームだからこうだ・・・といった「一般論」が通じないということを痛感させられました。(中略)
ここ数年で介護業界は激変し、かつての常識や通説が通用しなくなってきました。今までのマニュアルや通説通りに施設探しをしても、よい施設にたどり着くことはまず難しいのです。(中略)
さらには、運よく介護施設に入居できたとしても、その後、親を看取るまでに起こりうる典型的な事例として、骨折や肺炎による容態急変の際の医療機関との関わり方についても、実例をもとに詳しく説明しました。(以下略)

 

芭珈紗:この間、マスクをあごにズラして、何かクチャクチャ噛んでいる男の人に遭遇して、思い出した。
ビン坊:何を?
芭珈紗:私、クチャクチャ食べる人に我慢できないってこと。
ビン坊:それがどうしたの?
芭珈紗:将来、介護施設に入ることになったら困るなあ~って。
ビン坊:それで、この本、読んだわけ?
芭珈紗:そうなんだけど・・・。本には、
現在の特養には、ほぼ寝たきりや、コミュニケーションがまともにとれない人ばかりが集まってきます」とか「場合によっては特養でも月20万円を超えることもあるかもしれません」とか書いてあって、前途多難。特養でも年金だけでは足りない。出来るだけ長く自立生活しないと大変だわ。
ビン坊:貯筋と貯金、頑張ってね。


   介護施設のイラスト


この本は、情報満載で読み応えがある一方、私のような介護経験の少ない者にとっては難解だった。また、必要に応じて読み返そう。