アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

魚にありがとう

はてなブログ今週のお題は「感謝したいこと」なので「私を助けてくれた魚」について書こうと思う。いえ、魚を食べて健康になったとか、飼育している魚に癒やされたというのではありません。「感謝」と聞いて、憔悴しきった私に無言のエールを送ってくれた魚たちのことを思い出したのだ。

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芭珈紗:40歳の時に着任した職場はまるで異文化の世界。騒々しくて「鶏小屋みたい」という同僚もいた。
ビン坊:フ~ン
芭珈紗:ストレス解消にダイビングを始めて、いきなりパラオに行った。ブルーコーナーですごい光景に出会った。

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ビン坊:何を見たの?
芭珈紗:水深28mの所に崖があって海底から海流が吹き上げてた。私、流されそうになって必死で岩につかまった。その流れに逆らって可愛いクマノミやサザナミトサカハギ(尾ビレの両端が糸状に延びていたのでそう判断)が黙々と優雅に泳いでいた。
ビン坊:その姿に圧倒されたわけね。
芭珈紗:誰も見ていない海面下で、岩につかまる事も無く、激流に立ち向かって、優雅に泳ぐ姿に見入ってしまった。
ビン坊:アンタ、詩人だね。魚は水流に逆らって泳ぐ習性があるのよ。そうでなかったら、アンタが見た魚たちは海面にまで流されるし、川に住む魚は海に流されて生きていけないでしょ。

   熱帯魚のイラスト「クマノミ」

そう言ってしまえば、身も蓋もないが、激流に逆らって泳ぐ魚の姿に励まされたのは事実だ。あの時の魚たちに「ありがとう」と言いたい。

 

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