アラセブシングルの老境サバイバル日記

往年の「若さと美貌」はどこへやら 、到達点は何と「馬鹿さと貧乏」だった。

起きたら6時って、夜の?朝の?

昨夕の4時頃、畳の上に横になったら、そのまま寝てしまった。ここ数日、動き回ったので疲れたのか、気温が急に高くなったのが身体に応えたのか。起きて時計を見ると6時だった。私は、ふと学生時代の恩師のことを思い出した。

 

芭珈紗:当時、60歳代で独身女性の教授、I先生に憧れてたなあ。
ビン坊:ヘ~ェ
芭珈紗:そのI先生が言ったらしいの。「目が覚めて時計を見たら6時だったけど、夜か朝か分からなかった」って。それを直接聞いた同級生Mさんが「そんな人生は絶対イヤ」って言ったの。
ビン坊:フ~ン、そのMさんは今どうしてるの?
芭珈紗:ご主人の暴力に耐えかね子供を置いて家を飛び出したの。2つ目の大学に進学して卒業後、再婚して子供もできたの。
ビン坊:頑張って幸せになったんだ。
芭珈紗:でも、50歳代で病死してしまった。    
ビン坊:波瀾万丈の人生よね。
芭珈紗:Mさんは「I先生が一番心配してるのはnorikaさんのこと」って言ってたのに・・・。Mさんの方が先に逝くなんて、人生って皮肉というか、不思議というか・・・。
ビン坊:まあアンタはノホホンと長生きしそうね。

   いろいろな窓の外の天気のイラスト

I先生は強い女性だった。6時が夜の?か朝の?かなど、I先生にとっては深い意味はなかったと思う。私はI先生のような高みに昇ったことがないので、どんな風景が見えていたかは知る由もない。しかし、そこには重責を担う孤独感や疲れ果てた悲愴感など無かったに違いない。あったとすれば仕事の充実感だけだったと思う。